野菜!エンダイヴとチコリー・・・その2
チコリーは、中世ヨーロッパで開発された軟白という栽培技術によってつくられたものなのです。
光を遮断して育てるというチコリーの軟白栽培がきちんとおこなわれるようになったのは、いまからちょうど一世紀半前のことです。
一八五〇年ころ、ブリュッセルの植物園の栽培部長だったブレジエという者が、エソダイヴのシコソまたはウィットルーフ("白い葉"という意味のフラマソ語)をつくる方法を発見しました。
彼はエンダイヴを光がまったく入りこまない植物園の地下室で栽培してみたのです。
すると驚いたことに、小さな楕円形のリンゴのようなものをいくつかつけるものがありました。
そこで彼はどうしてそのような特殊なものができるのか調べにかかりました。
そして、土が付け根をおおっているために、広がろうとする若い葉が押されて密着し、重なり合わざるをえなくなって、白い楕円形のリソゴのようなものができるのだということを確認しまし。
このようにして発見された栽培方法は長いあいだ秘密にされ、ウィットルーフは二十年以上ものあいだ"郷土野菜"にとどまりました。
しかし、すこしずつだが、次第にブリュッセル郊外で集約的に栽培されるようになっていきます。