日本人の価値観
住宅とか社会資本という点になると、日本の水準は信じがたいほど低いものです。
労働時間は、日本ではしばしば勤勉と同義語に間違って解釈されていますが、きわめて長時間。
製造業雇用の場合、欧米平均より年間約300時間は長いのです。
また、家計費を欧米と比較すると、日本の消費者はいちじるしく絶対水準の高い生計費支出なのです。
最近、アジアのいくつかの国で、日本をどう思うかという世論調査が行なわれた。
日本人にとって残念なことですが、その多くの調査結果は、これらの国の人びとが、必ずしも日本に対して信頼感や好感を持っていないことを示しています。
それには数多くの理由が考えられますが、貿易の巨大な黒字に代表される日本の経済的行動がかなり大きな原因をなしていると思われます。
人間の感情や関心というのは短期間で変わるものではありません。
しかし、国際収支の不均衡を是正することができれば、好転の1つの重要な要因ができることは確実です。
とくにアジアとの友好関係をつくることは、政治的にも経済的にも世界全体の発展と安定に不可欠のことです。